ホンダ「CB250R」を10倍たのしむブログ

ホンダのCB250Rを中心に、バイクに乗る事触る事の楽しさをたくさんのライダー諸氏と共有するためのブログです。ライディング、カスタム、整備、検証など私が出来ること知っている事は何でも公開していくつもりです。

「CB250R」のハンドルをアップハンドルに交換してみた結果

乗っている方なら既にご存知かと思いますが、CB250Rのノーマルハンドルはネイキッドにしては幅広で位置も低めです。

バイク自体もネイキッドというよりはストリートファイターという性格で、ノーマルハンドルもスポーツな走りをする時は良いのですが、街乗りやツーリングとなるとちょっとポジションが気になってしまいます。

 

そこで今回ハリケーンから出ているCB250R用アップハンドルを装着しましたので、取り付け方法と交換後の結果について記事にしたいと思います。

 

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↑ ハリケーン製 BMコンチ3型ハンドルkit (税込み 6,490円)

CB250RとCB125Rに装着可能です。

車種専用設計なので無加工でポン付けできます。ケーブル等の周辺パーツもノーマルのままで問題ありません。

ただし、ハンドルバーエンドは付属していませんので、内径18mmに合うものを別途購入する必要があります。

※ノーマルのバーエンドを流用することは出来ません。

 

【目次】

  • 交換して走ってみた結果(インプレ)
  • 交換の方法
  • 振動対策

 

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自分でトルクレンチの誤差を点検する方法

車やバイクの整備に欠かせない工具の一つであるトルクレンチ。

トルクレンチがあるおかげで、誰でもボルトを適正なトルクで締める事ができます。

しかし、トルクレンチも使い込んでいたり、保管の方法が悪いと精度に狂いが生じてしまいます。

整備中に「このトルクレンチ、ずっと使ってるけどまだ大丈夫かな?」と不安を感じても、買い替えやメーカーへの校正依頼はお金がかかるし、とは言えそのまま使い続けるのも心配ですよね。

という事で、今回はトルクレンチの誤差を簡易的にチェックする方法を紹介します。

 

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バイクのフロントサスペンションセッティング【理論編】 プリロード調整

今回はフロントフォークのプリロード調整について説明します。

ちなみにフロントサスペンション=フロントフォークであり、またプリロードはイニシャルとも呼ばれます。

フロントフォークの内部にはバネとオイル減衰機構が組み込まれており、それらの働きによりタイヤを凸凹な路面に追従させる上からの荷重を受け止め車体姿勢を変える路面の衝撃からライダーとバイクを守る、といった機能を持っています。

 

フロントのプリロード調整の目的の第一は、フルブレーキによるフロントフォークの底付きを回避するためです。

フォークが底付きするとフォークが自由に伸び縮みできなくなるため、路面追従性が失われ前輪が滑りやすくなります。

そして第二の目的は、走行中のバイクの車体姿勢の制御です。

走行中のバイクの姿勢は、加減速による慣性の力や旋回時の遠心力によって絶えず変化しており、状況に応じた車体姿勢を作ることでバイクの「走る、曲がる、止まる」性能を引き出すことができます。

 

【目次】

  • フロントサスペンションのプリロードとは
  • フロントフォークのプリロードを変更するとバイクの車体姿勢が変化する。
  • フロントのプリロード調整で最初にすべきこと。
  • 好みのハンドリングに合わせてプリロードを変更する。
  • 困った症状に合わせてプリロードを調整する。
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【バイクのハンドルとライディングの深い関係】種類別に見る長所と短所

バイクのハンドルの種類は大きく分けてバーハンドルタイプとセパレートハンドルタイプがあり、グリップの位置の高さや幅の広さもそれぞれです。

これらは一つには外観の違いということもあるのですが、ライディングに与える影響も大きなものなのです。

では、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

今回はハンドルの位置とライディングの関係について掘り下げていきます。

 

【目次】

  • ・ハンドル形状とハンドルの位置
  • バーハンドルがライディングに与える影響は?
  • ・セパレートハンドルがライディングに与える影響は?
  • ・ハンドルの幅の広さが与える影響は?
  • ・レーシングハンドルの効果
  • ・ハンドル交換の注意点
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必読!はじめてのバイクカスタム【マフラー編】

リプレイス品に交換することで、見かけも音もパワーも変わるマフラーのカスタムはバイクカスタムの定番といってよいでしょう。

カスタム後の効果のわかりやすさから、とりあえず新しいバイクを買ったらマフラーを交換するというライダーも少なくないのではなかろうか?

 

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マフラーの役割は「消音」「排ガスの無害化」「エンジンパワーの調整」の3つであるが、ではノーマルマフラーからリプレイスマフラーに交換することで一体何が変わるのか?

今回は、そんな知られているようで知られていない(?)マフラー交換の基本について記事にしていきます。

※ノーマルマフラー=新車時についているバイクメーカー純正のマフラー。

※リプレイスマフラー=バイク用品店などで売っているカスタム用マフラー。

 

【目次】

  • ・リプレイスマフラーに期待できる5つの効果
  • ・起こると困る5つのデメリット
  • ・スリップオンとフルエキゾースト
  • ・ノーマルとリプレイスの構造の違い。
  • ・パワーグラフの見方(一例)

 

・リプレイスマフラーに期待できる5つの効果

エンジンの出力(パワー)特性の変化

マフラーを交換することでエンジンの出力特性を変えることができる。

どのように変わるのかはマフラーと装着車種によって違いがあり、高回転域の最大パワーを重視したものもあれば中低速域の中間パワーを重視したものもある、トルクの谷を解消して走りやすくなるものもあるし、出力的にはあまり変わらないものもある。

スリップオンタイプよりもフルエキゾーストタイプの方が効果が大きい。

エンジン出力を目的にマフラーを交換する場合は、狙った効果があるのかどうかを予め確認しておこう。

※一番下にパワーグラフの見方も紹介するので参考にしてほしい。

 

また、リプレイスマフラーの特性に合わせて燃調や点火時期をリセッティングすると効果は更に上がる。

エンジンの空燃比やパワーを計測してECUやサブコンのセッティングを行う必要があるので、それなりの手間やお金がかかるが本格的にエンジンの性能を追求するなら必要である。

 

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必読!失敗しないバイクカスタム【ミラー交換で注意すべきこと】

バイクのカスタムパーツの中でも比較的安価で、機能的にも見かけ的にも変化が楽しめるミラーはバイク初心者でも手が出しやすいカスタムの一つではないでしょうか?

カスタムパーツとしてのミラーは、タナックス、ハリケーンデイトナ、ハイサイダー、キジマ、リゾマ、といったパーツメーカーから多数出ています。

ミラー交換となるとついカッコいいデザインに目が行きがちだが、見た目だけで選ぶと思わぬ失敗をしてしまうかも?

今回はミラーのカスタムの基本や注意点について記事にしたので、これからミラーの交換を始める方は参考にしてほしいと思います。

 

 ↓ ホンダのバイクにバーエンドミラーを取り付けたい方はコチラ

initialt.hatenablog.com

 

【目次】

  • 後方視界の範囲
  • バイクに適合するマウント方法とネジの規格寸法を確認する
  • 保安基準に適合しないミラーは車検に通らない
  • 交換後に問題が起きた場合の対策
  • 付加機能を持つミラー

 

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【CB250Rの実走インプレ】走行シーン別評価、長所と短所のすべて

 私がホンダCB250R(2018年式)を乗り始めてはや1年半以上が過ぎました。

これまで、街乗り、ツーリング、高速道路、サーキット、ジムカーナコースと一通り遊び倒してきたのでインプレをまとめてみたいと思います。

 

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※画像はホンダの公式サイトのもの。2020年式です。 

 

【目次】

  • CB250Rは街乗りが楽しい!
  • 長距離ツーリングはあまり得意ではないかも…
  • トラック走行はコースを選ぶ。
  • カスタム性はいま一つ…
  • 経済性は優秀。
  • メンテナンス性

 

CB250Rは街乗りが楽しい!

250ccクラスの中でもひときわ軽快で街乗りはとても楽しい!

142kgの軽量な車体と低中回転域で元気なエンジンは、街乗りにおいてキビキビとした快走感を味わわせてくれます。

交差点ではスイッと軽く曲がり、立ち上がりでアクセルを開ければ単気筒らしいダダダッとした加速の盛り上がりを楽しめる。

 

さらに、短いホイールベースと40°のハンドル切れ角のおかげで非常に小回りが利く。

低速バランスの腕を磨けば、駐車場やUターンでクルクルと自在に小回りをする特性を楽しむことができるだろう。

バイクを降りての取り回しも、車体が軽くて小回りが利くので250ccバイクの中でも特に楽。

 

また、大型バイクのような大トルクがないのでシフトチェンジを繰り返しつつアクセルを大きく開けて走れるのもバイクを運転している感があって良いと思う。

燃費が街乗りで30km/Lを余裕で超えるのも嬉しいところ。

ネオスポーツカフェというキャッチフレーズはこのバイクの性格をぴったり表わしていると思う。

 

シート高は800mmと高めだが、車体が軽いのでつま先さえ地面に付けば傾いても踏ん張るのは比較的容易ではある。

ちなみに2019年式から、サスペンションの設定が変更されて足つきが改善されたとの事。

それでも心配ならば、足つきを改善させる方法はいくつかある。(方法によっては年式による不適合があるので各自で確認してほしい)

 

  • サスペンション専門ショップ(テクニクスやスクーデリアオクムラ)にローダウン加工を依頼する。
  • エフェックスから出ているリアショックのエンドアイを交換するタイプのローダウンキッドを購入する(20mmダウン/¥20,000)
  • ナイトロンのローダウン仕様の高性能リアショックを購入する(30mmダウン/¥100,000~)
  • エンデュランスから出ているスリムシートを購入する(12mmダウン/¥11,000)
  • カドヤやWILDWING等から出ている厚底タイプのライディングブーツを履く。

 

なお、単気筒で元気が良いといっても250ccなのでドカンと加速するようなパワフル感はない。

パワーと加速が欲しいなら、似た性格の大型バイクでMT-07があるのでそちらにした方がいいだろう。

 

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