多くのバイクのメーターには燃料計がついていますよね。
タンク内のガソリンが残り少なくなった時だけ警告灯が点灯するものもあれば、目盛り式で現在の残りのガソリン量の目安を知らせてくれるものもあります。
近年のバイクは燃料計も多機能化しており、デジタル目盛りの他に、ガソリン消費量、平均燃費、瞬間燃費など、さまざまな燃費に関する情報がメーター上に表示されるようになっています。
↓ ホンダ「CB250R」のメーターです。
↑ ※検証終了後に給油した後に撮影しました。今回は高速道路で飛ばしたので燃費悪めです…
セットボタンを押して切り替えることで、総走行距離(オドメーター)、ストップウォッチ、平均燃費、瞬間燃費、平均速度を表示させることができます。
このように情報が多い事はうれしいわけですが、しかし「この表示される数値はどれほど正確なのかな?」という疑問が湧きませんか?
ネットなどを見るとメーターの数値には結構誤差があるような事が書かれているのを見かけることがあります。
そこで今回はメーターの燃料計の誤差に関する検証を行うことにしました!
【検証時の環境】
車両: ホンダCB250R(2018年式)
総走行距離: 2200km
オイル: ホンダウルトラG2(10W-40)
タイヤ: ダンロップGPR-300(指定空気圧)
日時天候: 2020年2月 快晴
【検証の方法】
1、バイクの燃料タンクを満タンにしてツーリングに出掛け、帰ってきてから再度満タンになるまで給油を行う。
2、計量容器を使って給油することで実際の消費ガソリン量を調べる。
3、メーターに表示された消費燃料と給油したガソリンの量を比べて差を確認する。
※メーターに表示されるガソリン量の最小単位が0.1Lなので、0.01以下は省略します。
今回は出来るだけ正確に計測を行うため、まったく同じ場所にバイクを停めて計量容器を使用して検証を行いました。
↑ ガソリン携行缶とガラス製の計量容器
↑ 出発時に満タンにして、帰宅後ガソリンを計量しながら同じ位置まで給油
【検証結果】
メーターに表示された消費燃料: 4.9L
計量給油されたガソリンの量: 4.9L
以上、二つの値がピッタリ一致しましたので、検証の結果「メーターに表示されるガソリンの消費量に誤差は無い」となりました!