ホンダ「CB250R」を10倍たのしむブログ

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「CB250R」エンジンオイルの交換方法。

ホンダ「CB250R」のエンジンオイルの交換方法です。

メンテナンスでエンジンオイルの交換を定期的に行って、エンジンの調子を長く保ちましょう。

 

【目次】

 

【使用するエンジンオイル】

取扱説明書の指定は以下の通りになっています。

 

[推奨オイル]

ホンダ純正 ウルトラG1

※ホンダの公式WEBサイトでは、オススメはウルトラG2となっています。

 

[オイル規格]

JASO規格・・・MA

SAE規格・・・10W-30

API分類・・・SG、SH、SJ、SL級相当

 

[オイルの交換時期]

・初回 1000km または1カ月

・以後 6000km または6カ月ごと

 

[オイルの量]

・オイルのみ交換時・・・1.4L

・オイルフィルター交換時・・・1.5L

・全容量・・・1.8L

 

オイル規格がなんだかわからない人は、以下のホンダ純正オイルを使っておけば大丈夫です。

・ウルトラG1(5W-30)   部分化学合成油

・ウルトラG2(10W-40) 部分化学合成油

・ウルトラG3(10W-30) 100%化学合成油

・ウルトラG4(0W-30)   100%化学合成油

 

※2021年にホンダのオイルが改良された結果、取説推奨の「10W-30」に該当するグレードがウルトラG3のみとなりましたが、どのグレートを使っても問題はありません。

 ただし、ウルトラG1は高温に弱いので、エンジンが高温になる使用状況ならウルトラG2以上を入れる事をおすすめします。

どのオイルでも指定の交換時期は6000kmですが、一般的に3000kmくらいで交換する方が多いと思います。

また、サーキット走行などでエンジンを酷使する場合は、もっと早めに交換した方が良いです。

 

↓ ホンダの公式サイトです。エンジンオイルについて基本的なことが書いてあります。

[知識情報]

Honda | バイク | 純正部品

[製品情報]

Honda | バイク | 純正部品

 

 

【用意するもの】

[オイル交換のみの場合]

・六角棒レンチ(5mm)

メガネレンチ(12mm)

・ドレンワッシャー×1

・オイルトレイ

・オイルジョッキ(無くても良い)

・廃油処理箱

・ウェス(布きれやペーパーウェス)

・ゴム手袋

 

[オイルフィルターも交換する場合]

メガネレンチ(8mm)

・オイルフィルター

・ガスケット

※オイルフィルターの交換は、オイル交換2回につき1回行います。

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↑ オイルジョッキは蓋つきのものがおすすめ、画像はアストロプロダクツの商品。

オイルトレイは4つ目の画像のようにポリ袋で覆って使うと、トレイを洗う手間が省けるので作業がかなり楽になります。(45L×30枚入り、200円)

 

【オイル交換の手順】

エンジンが冷えている場合は、エンジンを3~5分かけて温め、エンジンを切って2~3分待ちます。

オイル交換作業は必ず平坦な場所で行います、傾いた場所で行うと正しい量が測れません。

ドレンボルトを外す際に高確率で手にオイルが掛かるので、熱くなったオイルで火傷をしないようゴム手袋を使用しましょう。

 

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↑ アンダーカウルを外します。

5mmの六角棒レンチで左右のボルトを外して、カウル本体を前方にスライドさせると外れます。

 

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(左)アンダーカウルを外したら、オイルトレイを置いておこう。

(右)バイクの左側からエンジンの下を覗くとドレンボルトが見える。

 

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(左)12mmのレンチを掛けて矢印の方向に回すとドレンボルトが緩みます、ある程度緩んだら手で回して取り外しましょう。

(右)オイルキャップを外します、固い場合はプライヤーやモンキーレンチを使いましょう。

※後でキャップを締める時は工具を使わず手で締めること。

 

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(左)オイルキャップを外すと空気が入るのでオイルが勢いよく排出されます。

(右)給油口の周りが汚れている場合はウェスで拭きましょう。

 

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(左)オイルフィルターを交換する場合は、フィルターカバーを8mmレンチを使って外します。

(右)ホンダ純正オイルフィルターとガスケット、バイク屋さんやバイク用品店で注文しよう。

 

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(左)オイルフィルターは手で掴んで引っ張るとパカッと外れるので、新品と交換しましょう。

(右)カバーの周りに付いている黒い輪っかがガスケットです、こちらも新品に交換します。

 

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フィルターカバーの取り付けには手順があります。

最初に1→2→3→4の順で軽く仮締めし、次に同じ順でやや強めに締めて、最後にまた同じ順でしっかり本締めします。

誤った手順で締めると、カバーに歪みが生じてオイル漏れの原因になるので気を付けてください。

 

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オイルを抜き終わったら、パーツクリーナーとウェスで排油口を拭きます。

ドレンワッシャーを新しいものに交換してドレンボルトを手で締めます。

最後にレンチを使ってギュっと締め込むと新しいドレンワッシャーが潰れる感触がわかります。

※ドレンボルトの締め付けが緩いとオイル漏れの原因となり、逆に強く締め過ぎるとバイク側のネジ穴を壊してしまうので、適切な加減で締める必要があります。

トルクレンチを使う場合の指定トルクは24N・mです。

 

オイル交換を簡略化するカスタムパーツもあります。↓

initialt.hatenablog.com

  

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(左)ドレンボルトを締めたら、新しいオイルを泡立てないようにゆっくり注ぎます。

私は慣れているので直接注いでいますが、本来は予めオイルジョッキで計量してから注ぎます。

(右)既定の量(1.5L)を一度に入れると入れすぎてしまう事があります。8割くらい注いだら車体を垂直に立て、オイル窓を見ながら少しづつ注ぎます。

オイルを注ぐ→車体を立ててオイル窓を確認→規定値に満たなかったらオイルを注ぐ、を繰り返します。

ここで楽をしようとサイドスタンドで立てたまま規定値まで入れると傾きの影響で実際のオイル量は大幅に多くなります。

オイルを入れすぎると、再度ドレンボルトを外して入れすぎた分を抜かなければならないので面倒です。

※メンテナンススタンドがあれば、自分で車体を立てる必要がないので作業が楽になります。

 

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↑ オイル窓にはオイルラインの上限値と下限値の目印があります。

オイルの油面が上限値と下限値の間になるように入れてください。

この状態で一度エンジンをかけ2分ほどアイドリングさせたあと、エンジンを切って2~3分待って再度オイル窓を確認します。

オイルの油面が下がっていれば、再度適正値になるまでオイルを継ぎ足してください。

以上でエンジンオイルの交換は完了です。

余ったエンジンオイルはオイル缶の蓋をしっかりしめて保管しておけば、一年間は十分持ちます。

 

※オイルの量が少なすぎると、エンジンにオイルが回らなくなりエンジンが壊れる原因になります。

逆にオイルが多すぎると、オイル漏れを起こしたり、エンジンの抵抗が増えて加速や燃費が悪くなる症状が出ます。

 

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↑ 排出された古いオイル。

普通は黒く濁っていますが、水が混ざっていると白っぽく乳化します。

また、ガソリン臭が強い場合はガソリンが混ざってしまっています。

水やガソリンの混入はトラブルなので、発見したらバイク屋さんに相談しましょう。

古いオイルは排油処理箱に入れて地域の法令に従って廃棄してください、因みに私の地域では普通に燃えるゴミで出しています。

 

 

※今回の記事の参考資料

・ホンダCB250R取扱説明書

・ホンダCB250Rサービスマニュアル

・ホンダCB250Rパーツリスト

大泉書店「バイクメンテナンス&洗車 最新マニュアル」

・スタジオタッククリエイティブ「バイクサービスマニュアル」

 

initialt.hatenablog.com

 

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