私のCB250Rは車体のみで購入したので、納車前点検/整備は自分でしなければいけません。
納車前整備を納車された後に自分でするというのも奇妙な話ですが、本来はバイク屋さんがやる事なのでしかたないですね(笑)
今回は納車前整備の点検項目と方法について書いていきます。
ホンダの場合、納車前整備の点検項目はバイク購入時に渡されるメンテナンスノートに載っています。
※重要:納車前点検/整備は本来バイク屋さんが行うものなので、自分でやった場合に保証関係がどうなるかはバイク屋さんに確認してください。
メンテナンスノート記載の納車前点検の項目
【外観及び外装】
・ボディ外観、塗装、外傷、損傷、サビ
【エンジン】
・エンジンオイルの量、漏れ
・ラジエーター液の量、漏れ
・バッテリの充電状態、ターミナルの締め付け
・エンジンの始動性、スタータの作動
・暖気後のアイドリング回転数、エンジンの吹け上がりの状態
・エンジンの異音
【補機類】
・ヘッドライト、ウィンカ、ストップランプ等灯火装置の作動
・ホーン、ミラー等の取り付け状態
・エンジンキー、ハンドルロック、ヘルメットホルダ機能操作具合
【走行】
・タイヤ空気圧
・ブレーキ、クラッチ、チェンジ、ハンドルの操作具合
・速度計、回転計等計器類の作動
・ドライブチェーンの張り具合とアジャスタの左右の引きしろ
【その他】
・車体番号、登録番号等記載内容と実車との照合
・取扱い説明、保証内容説明
補足
・バッテリの充電状態は電圧測定器が必要です。電圧測定器はホームセンターでも売っているので購入が必要です。CB250Rの完全充電電圧は気温20℃で13.0~13.2Vで、12.3V未満になると充電不足です。
電圧が不足している場合は充電が必要です。バッテリー充電器はバイク屋さんやバイク用品店で購入してください。もしくはバッテリーだけ持ってバイク屋さんに行きましょう。
・アイドリング回転数の初期設定は1,400(±100)rpmです、FI車で正常でない場合は自分では調整できないのでバイク屋さんに持っていきましょう。
・エンジンの異音は正常なエンジン音がわかる人でないと判断できないですね。
・タイヤ空気圧点検にはバイク用タイヤ空気圧測定ゲージが必要です。バイク屋さんやバイク用品店で購入してください。※ガソリンスタンドの物はあまり信用できません。
納車前点検の結果、問題が確認された項目と実際の対処
※重要:あくまで私の購入した個体の場合です、予めご了承ください。
・バッテリの電圧・・・12.4Vでかなりギリギリだったので充電器で充電!ターミナル(+-の端子)は外されているので取り付け。
・ミラー・・・外された状態で納車されるので取り付け。
・タイヤ空気圧・・・高めに充填されていたので、タイヤ空気圧ゲージで調整。指定空気圧は一人乗り/二人乗り時ともにフロント 200kpa、リア 225kpaです。
・サビ・・・チェーンが最初から少し錆びてました…お店に入荷してから数日後に納車されたので、おそらくお店に来た時には既に錆びていたものと思われます。少しのサビくらいなら問題ないと思うので無視。
他の項目は全て問題なかったので、以上で納車前整備が完了しました、意外とやる事は少なかったですね。
【今回のまとめ】
・基本的な整備の知識と道具があれば納車前点検はそんなに難しくない。
・大事な事なので二回書くが、今回の記事の内容はあくまで私の購入した個体の場合の話なので、すべての車種および個体が同様であるわけではありません。
保証の問題については購入するバイク屋さんに確認しましょう。