ホンダ「CB250R」を10倍たのしむブログ

ホンダのCB250Rを中心に、バイクに乗る事触る事の楽しさをたくさんのライダー諸氏と共有するためのブログです。ライディング、カスタム、整備、検証など私が出来ること知っている事は何でも公開していくつもりです。

ホンダ「CB250R」整備編 バッテリーの点検整備(後編)

ホンダ「CB250R」整備編 バッテリーの点検整備(前編)の続きです。

 initialt.hatenablog.com

 

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前編でタンクカバーを外すと鉄製のタンク本体が現われます。

黄色い〇の部分のボルトを六角棒レンチ(5mm)で外して、タンクの前端(緑色の〇)を手で掴んで上に持ち上げます。

※ボルトは反対側にもあるので両方外します。

 

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タンクの前端を持ち上げるとバッテリーカバーがあらわれます。

※タンクの後ろ側はヒンジになっているので、前を持ち上げて浮かせるだけで十分です。

黄色い〇の部分はタブ(ツメ)になっているので、指でつまんでカバーをはずします。

 

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バッテリーカバーを開けたところです、カバーの端は持ち上げたタンクの台座になります(黄色い〇の部分)、これでタンクを浮かせたままの状態にできます。

四角い黄色のところにバッテリーがあります。上にフタがしてあってボルトで固定されいます。

 

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上から見たところです。

矢印のボルトとマイナス端子を外すと、フタが外れるようになります。

フタを外すと赤いカバーの下のプラス端子が外せるようになります。

 

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バッテリーテスターで電圧を測定して必要なら交換や充電を行ってください。

テスターのスイッチをDC(直流)に合わせて端子を接触させます。

CB250Rのサービスマニュアルによると、気温20℃で充電電圧が13.0~13.2V、充電不足が12.3V以下となっています。

 

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・レギュレーターの診断

レギュレーターの診断を行う場合は、バイクとバッテリーを繋いだ状態でテスターの端子をバッテリーに接続します。

エンジンを始動させ、スロットルを煽ると電圧が上昇します。

この時の電圧が15Vを超えるようならレギュレーターの故障が疑われます。

レギュレーターが故障していると、バッテリーや他の電装部品に過大な電圧が流れてバイクが壊れてしまいます。

レギュレーターの故障が疑われた場合は、すぐにエンジンを切って新品のレギュレーターに交換してください。

 

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・バッテリーの充電

バッテリーの充電を行う場合は、バッテリーを取り出して充電器に繋ぎます。

画像の充電器は、AZバッテリーの「ACH-200」です、鉛とリチウム両方に対応しています。

値段は8000円くらい。

バッテリー充電器を持っていない場合は、バッテリー本体をバイク屋さんやバイク用品店に持ち込むことで充電サービスを受けられます。

 

重要:バッテリーを取り外す時は必ずマイナス端子から外してください、取り付ける時は逆にプラス端子から取り付けます。

マイナス端子だけを繋いだ状態にしてはいけないと覚えましょう!

手順を誤るとバイクが故障するおそれがあります。

 

 

タンクの取り付けは取り外した時と逆の手順でボルトを締めていきます。

 

下の二つの画像の黄色い〇の部分のボルトは振動抑制のためラバーマウントになっています。

なかなか素直にボルトがはまってくれないので、片手でボルト、片手でタンクを持ってグリグリ動かしながらボルトの穴を探す事になると思います。

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下の二つの画像の黄色い〇の部分のボルトは振動抑制のためラバーマウントになっています。

なかなか素直にボルトがはまってくれないので、片手でボルト、片手でタンクを持ってグリグリ動かしながらボルトの穴を探す事になると思います。

 

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タンクカバーを装着し、最後にメインシートとリアシートを取り付けて完了です。

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